新卒精神科から一般科を経験した私が、妊活中・育児中に精神科を選び直した理由

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※本記事は筆者の体験・調査をもとにした情報提供記事です

精神科の働き方
悩む看護師
悩む看護師

育児や家庭との両立を考えると、一般科より精神科の方が働きやすいのかな?

そんなふうに悩みながら、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。

精神科看護師として働いていると、「急性期や他の施設で経験を積んだ方がいいのでは」と不安になることがあります。

はづき
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筆者自身、新卒で精神科看護師になったあと、一般科や他の働き方も経験してきました。現在は育児と両立しながら精神科訪問看護で働いています。
いろいろ回ったからこそ、妊活中・育児中の私に合っていたのは、精神科だったと今は言えます。

この記事では、

  • 一度精神科を離れた私が、精神科を選び直した理由
  • 妊活中・育児中の職場選びで、何を大事にするようになったのか
  • 精神科クリニックや精神科訪問看護で感じた働きやすさと注意点

を、実体験ベースでお伝えします。

もし今あなたが、
「精神科を一度離れたけれど、戻っても大丈夫かな」
「妊活や育児と両立できる働き方を考えると、精神科はありなのかな」

と迷っているなら、この記事を参考にして頂けたら嬉しいです。

精神科を辞めるかどうか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください👇
精神科看護師を辞めたい人へ|スキル不安・一般科への異動・後悔しない選択肢を体験談で解説

なぜ私は一度、精神科を離れたのか

新卒で精神科看護師として働き始めた頃の私は、やりがいを感じる一方で、ずっと心のどこかに不安を抱えていました。

  • 「新卒で精神科にいて、看護師としてちゃんと成長できているのか」
  • 「急性期や一般科を経験していないと、あとで困るのではないか」

精神科では、患者さんの表情や言葉にならないサインを読み取る観察力、安心してもらうための関わり方、安全を守るための判断力など、一般科とは違う力が求められることがあります。

でも当時の私は、そうした目に見えにくい力を「看護師としての成長」としてうまく認識できていませんでした。

むしろ、処置や急変対応、スピード感のある業務をこなせることの方が“看護師らしい”と思えて、精神科にいる自分にどこか引け目を感じていたのだと思います。

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今振り返ると、精神科が合わなかったわけではなく、当時の私は「一般科を経験していない不安」に強く引っぱられていたのだと思います。一般科にいる同期の話を聞くたびに、焦る気持ちが大きくなっていました。

その後、私は一度精神科を離れ、一般科やほかの働き方も経験しました。

そこで見えてきたのは、「どの職場が正しいか」ではなく、「今の自分の生活や性格に合っているかどうか」が、看護師として働き続けるうえでとても大切だということでした。

精神科から一般科へ異動したときの詳しい体験は、こちらの記事にまとめています👇

精神科から一般科へ異動して“地獄”を見た私が伝えたいこと
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不妊治療中に精神科クリニックを選んだ理由

いろいろな働き方を経験する中で、結婚をきっかけに、私は改めて「どんな働き方なら無理なく続けられるのか」を考えるようになりました。

そのとき強く感じていたのは、「このままでは、仕事も生活もどちらも大切にするのは難しい」ということでした。

一般科では、学べることも多く、看護師として得られる経験もたくさんありました。

でもそのぶん、残業や緊張感のある日々が続き、心にも体にも余裕がなくなりやすい働き方でもありました。

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私の場合、忙しすぎて殺伐とした職場にいると、そのしんどさを家庭にまで持ち込んでしまうタイプでした。家に帰っても気持ちが切り替えられず、ずっと余裕のないまま過ごしてしまうのです。

そんなときに選んだのが、精神科クリニックでした。

久しぶりに精神科の落ち着いた業務に触れてみて、私は改めて感じました。

精神科では、処置の数やスピードだけではなく、患者さんのわずかな変化に気づく力や、その人の背景を理解しながら関わる力が求められる。
それは精神科看護ならではの専門性であり、私にとっては大きなやりがいでもありました。

精神科は、決して「楽だからおすすめ」という単純な話ではありません。

ただ私にとっては、専門性のある学びを深めながら、目の前の人に丁寧に関われる分野でした。

妊活中の当時は、そうした働き方が心身の負担を減らしてくれることも大きかったです。
精神科クリニックで働く中で、「やっぱり精神科が好きだったんだな」という気持ちが少しずつ戻ってきました。

妊娠中は続けられても看護師ママになってからは難しかった理由

精神科クリニックに勤務したことで、すべての不安がなくなったわけではありませんでした。

その職場には、看護師ママが在籍していませんでした。

妊娠中はなんとか働けていても、子どもが生まれたあとの生活を想像すると、少しずつ不安が大きくなっていったのです。

特に大きかったのは、子どもの発熱や急な呼び出しがあったときに、柔軟に対応しづらい空気があったことでした。

はづき
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もちろん、職場の人たちが冷たかったわけではありません。
ただ、同じように子育てをしながら働いている看護師さんがいない環境では、どうしても「この働き方をこの先も続けられるのか」という不安が消えませんでした。

妊娠中に働けることと、子育てしながら働き続けられることは、似ているようで少し違います。

だからこそ、仕事内容だけでなく、一緒に働く人の属性や、子育てへの理解がある職場かどうかも、働き続けるうえでとても大切なのだと実感しました。

この経験を通して私は、「精神科が合うかどうか」だけではなく、「今の自分の生活に合う環境かどうか」まで見て職場を選ぶ必要があると気づきました。

実際に、子育て中の看護師が精神科でどのように働いているのかは、こちらの記事でもまとめています👇

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時短勤務に限界を感じた看護師ママへ。精神科病棟や精神科訪問看護がフルタイムでも両立しやすい理由を実体験で解説。クリニックとの違い、働きやすい職場の見極め方、転職で後悔しないコツも紹介します。

育休中に、精神科訪問看護へ転職した理由

そこで育休中に、私はもう一度職場を探し直しました。

そのときに大事にした条件は、次の3つです。

  • 看護師ママが在籍していること
  • 残業が少なく、家庭と両立しやすいこと
  • 精神科の経験を活かせること

その条件にいちばん近かったのが、精神科訪問看護でした。

はづき
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精神科訪問看護は、病棟やクリニックとはまた違う大変さもあります。
それでも、利用者さん一人ひとりの生活に寄り添いながら関われること、病棟ほどの慌ただしさが少なく基本的に残業が発生しないこと、これまでの精神科経験をそのまま活かしやすいことが、今の私にはとても合っていました。

何より大きかったのは、看護師ママが在籍していたことです。

子どもの体調不良や急な予定変更が起こる前提で働く看護師ママがいるだけで、「迷惑をかけるかもしれない」と一人で抱え込みすぎずに済み、大きな安心感につながりました。

同じ精神科でも、どんな働き方を選ぶか、どんな人たちと働くかで、家庭との両立のしやすさは大きく変わるのだと実感しました。

今は8時30分〜17時30分のフルタイムで働いていますが、自宅からも近く、家庭とのバランスを保ちながら生活しています。

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いろいろ回った今、やっぱり精神科が自分に合っていたと思う理由

ここまで遠回りしてきたからこそ、今の私は、なぜもう一度精神科を選んだのかを言葉にできます。

それは、精神科が「楽そうだから」ではなく、今の自分の性格やライフステージに合っていたからです。

私が大事にしたいこと精神科が合っていた理由
家庭と両立したい残業が少なく、生活リズムを整えやすい
学びを止めたくない精神科の専門性を学べる
無理をしすぎたくない忙しさや緊張感を家庭に持ち込みにくい
自分らしく働きたい患者さんとじっくり関わる看護が自分に合っていた

知識を積みたい、成長したいという気持ちは、今も変わりません。

でも、成長の形はひとつではないのだと、今は思っています。

はづき
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処置や急変対応の数だけが、看護師としての価値ではないと気付きました。精神科で磨かれる観察力、対話力、相手の背景を踏まえて関わる力も、立派な専門性だと感じています。

そして何より、仕事で消耗しすぎず、家庭も大切にしながら働けることは、今の私にとってとても大きな意味がありました。

いろいろな働き方を経験したからこそ、私は今、「精神科に戻った」のではなく、「今の自分に合う働き方を選び直した」のだと思っています。

まとめ|精神科に戻ることは、今の自分に合う働き方を選び直すこと

一度精神科を離れた私が、妊活中・育児中にもう一度精神科を選び直した理由は、今の自分の生活や性格に合っていたからです。

過去には精神科を離れたいと思ったこともありました。スキルへの不安もありましたし、一般科やほかの働き方を経験した方がいいのではと悩んだ時期もあります。

でも、いろいろな働き方を経験した今だからこそ、精神科には深い専門性があり、そこで長く働いている看護師さんたちのすごさがよくわかります。

はづき
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実際、精神科歴の長い看護師さんの中には、患者さんの小さな表情の変化や言葉の裏にある気持ちにすぐ気づける方、場の空気を読みながら落ち着いて対応できる方、安心感のある関わりで信頼関係を築いている方がたくさんいます。そうした姿を見るたびに、精神科看護の奥深さを感じます。

精神科は、決して「楽な職場」だから選ばれる分野ではありません。

経験の積み重ねが、観察力や対話力、相手の背景を踏まえて関わる力につながっていく、奥深い看護の分野だと感じています。

一度離れたからこそ見えたのは、精神科に戻ることは、今の自分に合う働き方を選び直すことだということでした。

大切なのは、イメージだけで決めるのではなく、今の自分が何を大切にして働きたいのかを基準にすることです。

仕事も家庭も、どちらかを犠牲にしすぎず続けられる働き方のひとつとして、精神科をもう一度見直してみることも、前向きな選択だと私は思っています。

精神科以外の選択肢も比較したい看護師ママは、こちらの記事も参考にしてみてください。➡看護師ママの働き方に合う職場はどこ?転職6回で分かった両立しやすい働き方4選

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