
ママナースだけど、転職していいのかな?
精神科しか経験がない私でも、次の職場ってあるの?
そんなふうに、心のどこかでブレーキをかけながら、今日も仕事に向かっていませんか。
✅精神科は比較的働きやすいはずなのに、なぜか限界
✅子どもは可愛い。でも、仕事と育児の両立がしんどい
✅辞めたい気持ちはあるのに、転職したら後悔しそうで動けない
実はこれ、過去の私そのものでした。

私は新卒で精神科病棟からスタートし、その後、整形外科・健診センター・回復期リハ・デイサービス・訪問看護・精神科クリニックを経験しました。転職回数は5回、現場経験は7か所になります。
そして妊活・育児を経た今、はっきり言えるのはこれです。
結論:ママナースでも、精神科看護師でも、転職していい。
精神科経験があるからこそ、「次に選ばれやすい職場」もちゃんとあります。
この記事では、
✅ママナースが精神科を辞めたくなる理由(=あなたの悩みは甘えじゃない)
✅精神科の後に行ったそれぞれの現場を★で本音評価
✅後悔しない転職の考え方(条件の決め方・情報の集め方)
を、実体験をもとに正直にまとめました。
今すぐ転職しなくても大丈夫です。でも、選択肢を知っておくだけで、心は驚くほど軽くなります。
この記事が、家庭と仕事の両立に悩みながらも前に進もうとしているママナースにとって、納得できる一歩を踏み出すための参考になれば嬉しいです。
ママナースが精神科看護師を辞めたくなる理由

精神科は「働きやすい」と言われがちですが、ママナースにとって辞めたくなるタイミングがあることも事実です。
大きな理由としては、精神科特有の環境が、ライフステージの変化と噛み合わなくなるからです。
特に多いのは、次のような悩みです。
✅夜勤免除を続けられる期間が決まっていることがある
✅人間関係が濃く、気を遣い続けて疲れる
✅子どもは大きくなってきたけれど、このままのスキルで大丈夫か不安
(子どもの成長に合わせて働き方を変えたくなった)
✅共感・感情労働で家に帰っても気力が残らない

私自身、新卒で精神科病棟に勤務しましたが、「このままで看護師として通用するのだろうか」というスキルへの不安から、異動を選んだ経験があります。
一見すると、精神科は医療処置が少なく、残業も発生しにくい「理想的な環境」に見えるかもしれません。
実際、ママナースにとって働きやすいと感じる場面が多いのも事実です。
ただ、その一方で
✅患者さんの感情を受け止め続ける日々
✅家に帰っても仕事のことが頭から離れない日がある
こうした、数字や処置では測れない“別の疲れ”が少しずつ蓄積していく側面もあります。
だから、精神科を辞めたいと感じるのは、甘えでも、逃げでもありません。
➡関連記事:【精神科看護師を辞めたいあなたへ】一度は離れた私が、妊活中に「戻る選択」をした理由
精神科の後に私が経験した職場を「ママナース目線」で★評価

このブログでは精神科の働きやすさについて発信していますが、ママナースにとっての「働きやすさ」は、診療科名だけで決まるものではありません。
なぜなら、同じ★3評価の職場でも、「何がつらいのか」「どこで消耗するのか」はまったく違うからです。
育児と仕事を両立するうえで本当に重要なのは、診療科よりも、制度がどう運用されているか、そして実際に休める雰囲気があるかだと感じています。
そこでこの章では、私自身が精神科のあとに経験した職場を、「ママナースとして働きやすかったか」という視点で正直に評価しました。
✔ママナースの働きやすさは、この3つの軸で変わる
時間:残業の有無、時短の取りやすさ、急な休みへの対応
体力:業務量や緊急対応の多さ
メンタル:人間関係、職場の空気感、休むことへの罪悪感の少なさ
★評価チャート
まず、結論からまとめました。
| 職場 | 働きやすさ | コメント(ひと言) |
|---|---|---|
| 整形外科 | ★★★ | 福利厚生は強いが忙しい。時短でも残業あり |
| 健診センター | ★★★ | 朝が早く夫の協力必須。人気=楽ではない |
| 回復期リハ | ★★★ | 職場差が大きい。ママナースが少なく辞めやすい雰囲気も |
| デイサービス | ★★★★ | 終業は安定しやすいが「看護師1人問題」あり |
| 訪問看護 | ★★★ | オンコール免除なら現実的。ただし判断負担はある |
| 精神科クリニック | ★★★ | 落ち着いて働ける反面、休みと時間の融通は職場差が出やすい |
① 整形外科(★★★)

急性期は忙しいけど、病院としての制度が整っているなら悪くない★3です
急性期病棟には当てはまる部分が多いですが、緊急入院・緊急手術が多く、残業も出やすいのが特徴です。
それでも総合病院は
✅夜勤免除
✅土日休みを入れてくれる
✅福利厚生が手厚い
など制度が整っていて“守り”が強い場合があります。
実際、ママナースの先輩たちの多くは時短でやりくりしていました。
ただし、時短なのに残業が発生する場面もありました。
★3でも後悔しにくい人
→ 福利厚生・夜勤免除・制度面の安定を重視し、多少の忙しさは割り切れる人
★3で後悔しやすい人
→ 時短でも残業があることや業務の多忙さに強いストレスを感じる人
「忙しさはある」けど、制度で救われる職場なら★3は十分アリではないでしょうか。
② 健診センター(★★★)

人気求人のイメージがある健診センターですが、ママナースは意外と大変になりやすいと実感しています。
✅朝が早い場合(6〜7時台スタートがある)夫の協力がないと難しい
✅ルーティンでも件数が多いと“スピード勝負”になり残業が発生することも
元同僚は6時間時短で残業にならないよう配慮はありました。
急変対応などの緊張感が少なく、対象者も比較的健康な方が多いため、精神的な負担が軽くなったと感じるケースもあります。
★3でも後悔しにくい人
→ 朝の早さを受け入れられ、家族(夫)の協力が得られる人
★3で後悔しやすい人
→ 朝の支度や送迎を一人で担っており、生活リズムに余裕がない人
「健診=楽」ではなく、早朝+回転率が合い、尚且つ家族のサポートがある人向けの★3です。
③ 回復期リハ(★★★)

回復期は場所によって変わるケースが多いですが、わたしが配属になった病棟はママナースは1人もいませんでした。
コロナ禍で事情が変わり、3か月で退職したため詳細は限定的ですが、筆者のようにすぐ辞めていくナースもいました。
★3でも後悔しにくい人
→ 子どもがある程度大きく、急な休みが少ないライフステージの人
★3で後悔しやすい人
→ 小さい子どもがいて、周囲にママナースが少ない環境に不安を感じる人
個人の力量や職場環境にもよると思いますが、私が経験した回復期病棟は想像以上に忙しく感じました。
1人あたりの受け持ち人数も多く、正直なところ、以前勤務していた急性期病院よりも大変だと感じる場面がありました。
回復期はママ比率・休みやすさ・雰囲気で当たり外れが決まる★3です。
④ デイサービス(★★★★)

デイは「時間が読みやすい」ので、両立しやすさは高め(★4)です。
✅夜勤なし、残業少なめ
✅終了時間が基本的に決まっている
✅医療処置が少なめのことも多い
このように働きやすさがある一方で、看護師が1人配置の職場では、急な休みが出た際の調整が大きな負担になるケースもあります。
私が在籍していたデイサービスでは、急な欠勤が出た場合、朝一番でスポット勤務を依頼し、それでも難しいときは系列の介護施設や訪問看護ステーションから応援に来てもらう体制でした。
また、病院などの常勤と比べると給与水準が下がりやすいため、家計全体とのバランスも含めて検討する必要があります。
★4で後悔しにくい人
→ 終業時間が読める働き方を重視し、医療行為の少なさなどを割り切れる人
★4でも後悔しやすい人
→ 看護師1人体制や、急な休み時の代替対応に強い不安を感じる人
「働きやすさ」だけを見ればデイサービスはおすすめです。でも「1人看護体制のバックアップ」は必ず確認したい★4です。
⑤ 訪問看護(★★★)※オンコール免除前提

オンコール免除の場合、訪問看護は現実的な★3にしました。
私の場合はオンコール免除で働けていたため、「ママになっても両立できそうだ」と感じていました。
ただし、実際には一人で判断を求められる場面も多く、業務内容は決して楽ではありませんでした。
また、ママナースは1人在籍していましたがパート勤務で、子どもの発熱などによる急な欠勤時には、管理者や近隣を訪問中のスタッフが代わりに対応する体制でした。
病院ほど人員に余裕がある職場は少ないため、訪問看護を検討する際は、「急なお休みが出た場合にどう対応しているか」を事前に確認しておくと安心です。
★3でも後悔しにくい人
→ 業務の負担はあっても、一人訪問が基本のため、人間関係のストレスを最小限にしたい人
★3で後悔しやすい人
→ 一人での判断や緊急対応に、強いプレッシャーを感じやすい人
訪問看護はハードな一面もありますが、オンコール免除が可能な職場であれば、ママナースにとって十分に検討する価値のある★3の選択肢だと感じています。
⑥ 精神科クリニック(★★★)

精神科クリニックは、働きやすさだけで見れば最強クラスでした。
ただし、ママナースにとっては「休みにくさ」「終業時間の遅さ」がネックになりやすい職場です。
精神科での経験をそのまま活かせるうえ、入院対応もないため、休憩をしっかり確保できていた点は大きなメリットでした。
一方で、精神科クリニックには
✅看護師の人数が少ない
✅代替要員がいない
✅診療が長引くと終業時間が後ろ倒しになりやすい
といった、構造的な弱点もあります。
私自身、精神科クリニックでの働き方は、「仕事としての働きやすさ」という点では、これまで経験した職場の中でもトップクラスだと感じていました。(自分にも合っていました)
実際、業務内容は比較的落ち着いており、精神的にも身体的にも無理が少ないという意味では、非常に魅力的な職場だったと思います。
ただし、少人数体制であるがゆえの休みにくさに、ママナースになってから直面しました。
そのため現在は、「職場と仕事が好きだけど、今のライフステージには合っていないしクリニックに迷惑はかけられない」そう感じて、再び転職活動をしています。
精神科クリニックは、
✅子どもがある程度大きい
✅家族のサポートが手厚い
✅多少の時間調整ができる
こうした条件がそろえば、非常に働きやすい職場になります。
とくに、精神科の経験がある看護師は重宝されやすいと感じました。
★3でも後悔しにくい人
→ 子どもがある程度大きく、多少の残業や時間調整を家庭でカバーできる人
★3で後悔しやすい人
→ 急な休みが取りにくい環境や、終業時間の遅さがネックになる人
働きやすいと感じる一方で、「小さい子どもがいるママナース」にはハードルが高くなることもある──それが、私の正直な評価(星★3つ)です。
【保存版】ママナースが「転職していいか」を考える判断フロー

ここまで、精神科のあとに私が経験した職場を、ママナース目線で比較してきました。
✅ 精神科も悪くなかった気がする
✅ 他の選択肢にもそれぞれメリット・デメリットがある
✅ でも結局、自分は転職していいのかどうか分からない
そんなふうに感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、「精神科を辞めるべきか」「転職するべきか」には、明確な正解はありません。大切なのは、今のライフステージや家庭の状況に合っているかどうかです。
そこで、私自身が精神科を含めていくつかの職場を経験してきた中で感じたことをもとに、「転職していいかどうか」を整理するための判断フローを用意しました。
今のあなたに近いものを、上から順にチェックしてみてください。
転職していい?ママナースが考える判断フロー
Q1. 今、仕事と育児の両立が「限界」だと感じている?
├─ YES → Q2へ
└─ NO → Q5へ
Q2. 一番つらいのは「身体的な忙しさ(残業・夜勤・急変)」?
├─ YES → 今は負担の少ない働き方を優先して考えてもOK
└─ NO → Q3へ
Q3. 一番しんどいのは「人間関係や感情労働」?
├─ YES → Q4へ
└─ NO → 今の延長線で続けられる職場も検討できる
Q4. 少人数体制・急な休みにくさは許容できる?
├─ YES → クリニックやデイサービス等は条件次第で選択肢になる
└─ NO → 今は小規模施設以外の働き方を選ぶ方が安心
Q5. 今後もフルタイム・キャリア重視で働きたい?
├─ YES → 他科・訪問看護なども含めて幅広く再検討
└─ NO → 無理なく続けられる働き方を優先してOK
※この判断フローは、筆者の体験をもとに考え方を整理するための目安です。最終的な判断は、ご自身の状況や職場環境を踏まえて行ってください。
このフローは、「転職すべきかどうか」を決定するためのものではありません。
過去に合わなかった働き方が、今のあなたには一番しっくりくることもあります。
ママナースの転職で本当に大切なのは、完璧な職場を探すことではなく、今の自分が無理なく続けられる選択肢を知ることです。
筆者が精神科へ再び戻った理由
私自身、新卒で精神科に勤務していましたが、スキルへの不安から一度は精神科を離れた経験があります。
その後、妊活期に入り、仕事と家庭を無理なく両立できる働き方を考える中で、再び精神科という選択肢に戻りました。
戻るまでの間にさまざまな現場を経験したからこそ、妊活期やママナースにとって精神科は「働きやすさ」という面で強みのある分野だと、あらためて実感しました。
一方で、子どもが小さい今は、「休みにくさ」や「終業時間の読めなさ」が現実的な課題となり、現在は再び働き方を見直しているところです。
このように、同じ「精神科」であっても、選ぶか離れるかの判断は、そのときのライフステージによって変わっていくものだと感じています。
➡関連記事:【精神科看護師を辞めたいあなたへ】一度は離れた私が、妊活中に「戻る選択」をした理由
まだ転職するか決めきれない方へ
判断フローを読んで「なんとなく方向性は見えてきたけど、今すぐ決断は出来ない」そう感じた方も多いのではないでしょうか。
転職は、「辞める/続ける」を今この瞬間に決めなくても大丈夫ですし、すぐに決めることではありません。
まずは、「今の自分に合う職場があるか」を知る──そんな気持ちで、情報収集から始めてみるのも一つの方法です。

筆者自身、妊活期の転職活動中に転職サイトを使わず、自力で転職活動をした結果、遠回りや失敗を経験してきました。
当時のわたしは、
✅登録したら応募や面接を断りにくい
✅エージェントによっては、転職を急かされそう
そんな不安があり、あえて転職サイトを避けていました。
ですが、不妊治療と仕事の両立に悩みながら転職した結果、 十分に環境を見極めきれず、結果的に職場にも自分にも負担をかけてしまったと感じています。
この経験から、ママナースや妊活ナースのようにライフステージの影響を受けやすい状況こそ、第三者に相談しながら進めることが大切だと実感しました。
現在は、無理に転職を決めるためではなく、「自分に合う選択肢があるかを知るため」に、転職サイトを活用しながら転職活動を進めています。
最近はLINEでのやりとりが中心だったり、相談だけでもOKなサービスも増えており、以前感じていたようなハードルはかなり低くなりました。
➡関連記事:【2026年最新】転職活動中のママナースが選ぶ本当に使いやすい転職サイト4選
※登録は無料、とりあえず情報収集だけの利用もOKです。(無理に転職をすすめるものではありません)
ママナースが転職で後悔しないために意識してほしいこと

改めてお伝えします。
ママナースが転職で後悔しないために一番大切なのは、完璧を目指さないことです。
育児・仕事・体力・気力。このすべてが100点の職場は、正直ほとんど存在しません。
だからこそ、転職で消耗しにくいのは「自分の中の優先順位」をはっきりさせた人だと感じています。
私自身が、転職を考えるときに大切にしていたのは、次の3つです。
✅70点でも、無理なく長く続けられるか
✅数年後の自分が、我慢し続けていないか
✅困ったときに、安心して相談できる環境か
また、ママナースの転職では、条件交渉や「実際の働き方」の情報をどれだけ正確に把握できるかが結果を大きく左右します。
そのため私は、転職エージェントを「すぐに転職するための手段」ではなく、「自分の選択肢を知るための情報源のひとつ」として活用しています。
現在3社を使って転職活動中の筆者がおすすめする使い方は、こんな感じです。
✔1社に絞らず、2〜3社に登録して比較する
✔「ママナースの割合」「急な休みへの空気感」「時短などの制度」等の必要な情報を具体的に聞いてもらう
✔残業や夜勤免除・時短については、制度ではなく“実際の運用”を確認する
転職は、これからの人生を、少しでも理想に近づけるための戦略だと思っています。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。頼れるものは、上手に使っていきましょう。
【保存版】ママナースが転職前に必ず確認したいチェックリスト

私自身の経験をもとに、最低限ここは確認してほしいポイントをまとめました。
✔ ママナース向け職場チェックリスト
□ 時短勤務でも残業が発生していないか
→ 制度ではなく「実際の運用」を確認
□ 子どもの急な休み時、代替要員はいるか
→ 看護師1人体制の場合は要注意
□ 朝が早かったり終業時間は遅くないか
→ 健診センターやクリニックの業務時間は確認が必要
□ ママナースの在籍率と長く続いているか
→ すぐ辞めていないかは重要な判断材料
□ 急な休みは「お互いさま」という雰囲気があるか
→ 休める文化があるかを見る
求人票に書いてあること以上に「今いるママナースがどう働いているか」を見るのがポイントです。
よくあるQ&A

Q. 精神科を辞めたら、もう戻れませんか?
→ いいえ。精神科を一度辞めたけど、戻ってきたというスタッフも何名か見てきました。
「離れてみて合う・合わない」を判断することも立派な選択肢だと思います。
Q. ママナースで転職は不利ですか?
→ 条件次第ですが、理解のある職場は確実に存在します。
ポイントは「ママが多いか」という点ばかりでなく、休みやすい職場かどうかも重要です。
まとめ|ママナースでも、転職していい

ママナースでも、転職は可能です。
精神科は、働きやすい一面を持つ診療科ですが、「ママナース」というライフステージを考えたとき、合う・合わないは職場や環境によって変わります。
大切なのは、「周りからどう見えるか」ではなく、「今の自分に合った働き方かどうか」を基準に選ぶことだと、私は感じています。
今すぐ辞める必要はありません。
でも、選択肢を知っておくだけで、心は少し軽くなります。
「ここしかない」と思い詰めずに済むようになるからです。
毎日忙しいあなたのこれからが、少しでも軽く、穏やかなものになりますように。



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