フルタイムで働きながら子育てをする看護師ママは、正直かなりきついです。
だからこそ、「少しでも楽になりたい」と願って時短勤務を選んだ人も多いのではないでしょうか。
ところが実際には、こんな現実に直面していませんか?
✅時短なのに仕事量はほぼ変わらず、毎日サービス残業
✅責任だけはフルタイム並みで、職場ではなんとなく肩身が狭い
✅時短をしてから収入だけが大きく減ってしまった

本当に時短って意味あるの?毎日息つく暇もないし、高い保育料を払っているのに、給料が少なすぎる。
このように感じているなら、それは決してあなたの頑張りが足りないからではありません。
問題は、あなたではなく“働く環境”にある可能性があります。
今回は、私の元同僚である看護師ママAさんが、一般病院の時短勤務に限界を感じ、思い切って「精神科病院でフルタイム勤務」へ転職した実話をご紹介します。
一見すると「時短をやめてフルタイムに戻るなんて逆行では?」と思われがちですが、Aさんにとってはこれが生活も心も楽になる大正解の選択でした。
✅残業がほぼゼロになり、毎日定時で保育園のお迎えへ行ける
✅業務の見通しが立ち、精神的な疲労が大幅に減少
✅フルタイムに戻したことで、月給が約5万円アップ※実際の給与は、地域・施設・経験年数・各種手当によって異なります。
この記事では、「時短勤務でも限界を感じている看護師ママ」に向けて、精神科フルタイムという“逆転の選択肢”を、Aさんのリアルな体験をもとに詳しくお伝えします。
➡関連記事:【実体験】精神科看護師は働きやすい?ママナース・妊活ナースにおすすめな理由と転職で後悔しない注意点を解説
なぜ一般科の時短勤務は「看護師ママにとって限界」になりやすいのか?

「少しでも楽になりたい」と願って選んだはずの時短勤務なのに、なぜか心も体も限界。
実はこの苦しさの正体は、あなたの努力不足ではなく、一般科ならではの“働き方の構造”にあります。
「終わらない業務」に時短は通用しない
一般科では、急変・急患など、医療処置を中心としたケアに追われます。
結果として「定時=帰れない時間」になりがちです。
「お先に失礼します」と言いづらい空気
周囲が忙しそうに働く中で先に帰ることへの罪悪感。
気を遣い続ける毎日は、想像以上に心をすり減らします。
働き方と給料が見合わない現実
体感的にはフルタイムと変わらない負担なのに、給与明細を見ると大幅に減った収入。
そのギャップが、モチベーションを一気に奪っていきます。

この状態が続くと、「私の要領が悪いのかな」と、自分を責めてしまうママナースもいました。
でも本当は、時短勤務と一般科の業務内容が、そもそも噛み合っていない場合が多いだけなのです。

どうせ残業するなら、しっかり稼げて、きちんと帰れる場所で働きたい
そう思ったのが、私が転職を考え始めたきっかけでした。
精神科フルタイムに変えて、看護師ママの生活はどう変わったのか?

「精神科は給料が低い」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
たしかに夜勤が少ない職場もあるため、条件によっては一般科より年収が下がるケースもあります。
ただし、一般科での時短勤務と比較した場合、精神科でフルタイム(日勤常勤)として働くことで、結果的に手取りが増えるケースも少なくありません。
ここではあくまで参考として、職場タイプごとの年収目安と働きやすさを整理します。
※実際の給与は、地域・施設・経験年数・各種手当によって異なります。
【参考】職場タイプ別:年収目安と働き方の傾向
以下は、複数の公的統計や求人情報をもとにした一般的な目安です。(実際の年収は、地域・経験年数・夜勤や手当の有無によって大きく異なります。)
| 職場タイプ | 年収目安(正職員) | 残業・働きやすさ | 向いている人 |
| 総合病院の精神科 | 約470~490万円前後 | 委員会業務はあるが、全体的に残業は少なめ | 収入と安定性のバランスを重視したいママ |
| 精神科訪問看護 | 約420~450万円前後 | スケジュール管理しやすいが、オンコール有無は要確認 | 自分のペースで働きたいママ |
| 精神科クリニック | 約320~350万円前後 | 残業・処置は少なめだが、終業時刻は施設差あり | ゆとりを最優先したいママ |
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」等の公的データや求人情報を参考にした一般的な目安です。
実際に私の知人であるAさんは、一般科での時短勤務(夜勤なし・残業あり)から、精神科病院でのフルタイム勤務(夜勤なし・残業ほぼなし)へ転職しました。
その結果、退勤時間は時短勤務時と大きく変わらない一方で、働き方や給与体系が変わったことにより、年収ベースでおよそ80万円程度増えたケースもありました。
※年収や働き方の変化には、地域・経験年数・施設の体制などによる個人差があります。

もちろんこれはすべての人に当てはまるわけではありませんが、「働く時間」ではなく「働き方」を変えることで、収入と心の余裕の両立ができる可能性がある。その一例として知っておいて損はありません。
精神科フルタイムで働く看護師ママのリアル|きつさと楽になった点

精神科勤務は、「楽そう」「ゆったりしていそう」といったイメージを持たれることがあります。
しかし実際には、業務の負担が軽いわけではなく、向き合う力や判断力が求められる場面も多く、決して楽な仕事ではありません。
ここでは、精神科でフルタイム勤務を経験した看護師ママの声をもとに、良かったと感じた点と、「しんどい」と感じた点の両方を整理してご紹介します。
実感できたメリット
「お迎えに間に合わない」不安から解放された
業務の流れが比較的予測しやすく、定時退社が前提の職場も多いため、保育園のお迎えに追われるストレスが大きく減りました。
フルタイムの給与・賞与を受け取れる安心感と喜び
時短勤務では減っていた基本給やボーナスが満額支給されることで、家計だけでなく気持ちにも余裕が生まれました。

お給料が上がった分、自分にお金を使えるようになったと喜んでいる看護師ママもいました。
「即戦力として働けている実感」が持てる
専門性を重視する精神科では、チームの一員として様々な役割を任される場面が多く、働く中で自己肯定感が高まったという声も多いです。
正直に感じたデメリット
精神的な疲れを感じることがある
身体的な負担は軽減される傾向がありますが、患者さんとの関わりや対応に気を遣う場面も多く、メンタル面で疲れを感じることがあります。
処置スキルへの不安
採血や点滴などの医療処置の機会が減る職場もあり、「このままで大丈夫かな」と将来のキャリアに不安を感じる人もいます。
フルタイムならではの責任はある
お子さんの急な体調不良で休む際には、周囲への配慮や調整力が求められます。そこは時短もフルタイムも変わりません。ただし職場の理解度によって感じ方は大きく異なります。

それでも精神科看護師ママが口をそろえて言うのは、「忙しさの質が変わった」ということです。
向き・不向きはありますが、精神科フルタイムは「我慢し続ける働き方」から抜け出すための、現実的な選択肢のひとつと言えそうです。
看護師ママがフルタイム転職で後悔しないための2つの視点

フルタイムへの転職で、いちばん避けたいのは「こんなはずじゃなかった…」という後悔です。
特に看護師ママの場合、残業や休みにくさでつまずくと、仕事だけでなく家庭まで一気に回らなくなることがあります。
だからこそ大切なのは、「条件」よりも先に、判断の軸を持っておくことです。
ここでは、実際にフルタイム転職を経験したママナースの声をもとに、後悔しにくくなるための2つの視点をお伝えします。
①「求人票」ではなく「現場の空気」を基準に考える
求人票に並ぶ「アットホーム」「働きやすい」という言葉だけで、職場の実態を判断するのは危険です。
看護師ママにとってとくに重視すべき点は
✅ママナースの在籍数
✅急な休みへの対応
✅平均的な残業時間
こうした「現場の空気感」です。

私自身も現在転職活動中ですが、ママナースが実際にどう働いているか、休みは取れているかといった内部事情まで調べてもらっています。
たとえば看護師転職サイトの中には、「定時で帰れているか」「子育て中のスタッフがいるか」といった、求人票には出にくい情報を教えてくれるところもあります。
② 転職活動を「一人で頑張らない」選択肢を持つ
フルタイム転職を考えるとき、多くのママナースがこんな葛藤を抱えます。

フルタイムで働きたいけど、残業はできないし、1分でも早く帰りたい。子どもの体調不良も基本わたしが対応しなければならないので、急に休む日、急に帰らなければならない日がある。
こうした本音を職場に直接伝えるのは、正直ストレスです。
だからこそ、「自分で全部抱え込まなくていい」という視点を持つことが大切だと感じました。
条件の整理や伝え方を一緒に考えてくれる第三者がいるだけで、転職活動のしんどさは変化します。
➡関連記事:看護師転職サイトを使わない方がいい?【結論】6回転職活動してわかった正しい使い方
まとめ:あなたの未来を、自分でデザインしよう

もしこの記事を読んで、「私のことかもしれない」と少しでも感じたなら、それはもう、働き方を見直すサインかもしれません。
「ママナースだから時短で我慢するしかない」——そんな決まりは、どこにもありません。
「精神科×フルタイム」という選択は、無理をするためのものではなく、 キャリアを止めずに、家族との時間や自分の生活を守るための、ひとつの現実的な選択肢です。
もし今の働き方に少しでも限界を感じているなら、まずは「知ること」から始めてみてください
行動するかどうかは、そのあとで大丈夫です。
あなたの人生は、職場に合わせて犠牲にするものではありません。
あなたらしい働き方を、あなた自身の手で選べるよう、心から応援しています。



コメント