
精神科訪問看護って、ママナースでも働きやすい?
子どもがまだ小さくても、フルタイムで両立できる?
育休中に転職活動をしていた私も、まったく同じことで悩んでいました。
子どもの急な発熱や保育園からの呼び出しには対応したい。でも収入を考えると、できれば時短ではなくフルタイムで働きたい。そして、これまで経験してきた精神科の看護も続けたい。
そんな希望をすべて叶えるのは難しいと思いながら、育児との両立・仕事内容・収入のバランスが取れる働き方を探していました。

私は育休中に精神科訪問看護へ転職し、現在は未就学児を育てながら8時30分〜17時30分のフルタイムで働いています。
残業はほとんどなく、保育園へ迎えに行っても18時までには帰宅。フルタイムで働けるようになり、収入も安定しています。
結論からお伝えすると、私は精神科訪問看護へ転職してよかったと感じています。
この記事では、実際に精神科訪問看護師として働く私の体験をもとに、
- 未就学児を育てながら働くリアルな1日の流れ
- 看護師ママに働きやすいと感じる理由
- 実際に働いてわかった大変なところ
- 転職前に確認しておきたい職場選びのポイント
を紹介します。
ただし、精神科訪問看護なら、どこでも子育てと両立しやすいわけではありません。
私自身、転職活動では子どもの急な体調不良への対応、残業やオンコールの有無、通勤距離などを確認しながら、無理なく働ける職場を探しました。
この記事を読めば、未就学児を育てながら働くリアルを知ったうえで、「自分にも続けられそうか」「求人では何を確認すればいいか」を具体的にイメージできます。
仕事も続けたい。子どもとの時間も大切にしたい。収入もできるだけあきらめたくない。
そんな看護師ママの方は、ぜひ参考にしてみてください。
精神科訪問看護はママナースに働きやすい?現役看護師の結論

現在、未就学児を育てながら、フルタイムで精神科訪問看護師として働いています。
- 勤務時間は8時30分〜17時30分
- 残業はほとんどなし
- 保育園へ迎えに行っても18時までには帰宅
- 子どもの体調不良時は、訪問予定を調整してもらい早退可能
- オンコールは免除
- 自宅から職場が近く、通勤負担も少なめ
こうした条件がそろっているため、今のところフルタイムでも育児と両立できています。
転職活動を始めた当初、エージェントからは「看護師ママなら病院のほうが両立しやすい」とすすめられていました。

それでも私は、残業ができない・自宅から近い・精神科の看護を続けたいという譲れない条件を整理し、今の精神科訪問看護を選びました。
実際に働いて感じるのは、精神科訪問看護だから働きやすいのではなく、子育てと両立できる体制のある事業所を選べたことが大きいということです。
残業やオンコール、急な休みへの対応は事業所によって異なります。
だからこそ、看護師ママが転職するときは、仕事内容だけでなく、「自分が無理なく働き続けられる職場か」まで具体的に確認することが大切だと感じています。
未就学児を育てながら働くママナースの1日【8:30〜17:30勤務】

ここでは、仕事だけでなく、保育園の送り迎えや帰宅後まで含めたリアルな1日を紹介します。
フルタイム勤務のスケジュール
筆者の平日は、だいたい以下のような流れです。
- 6時:起床・朝食準備
- 7時:子どもと朝食
- 8時:保育園へ送り出し
- 8時20分:職場到着
- 8時30分:勤務開始
- 9時〜11時30分:午前の訪問2〜3件
- 12時〜13時:休憩
- 13時30分〜17時:午後の訪問2〜3件
- 17時30分:退勤
- 17時40分ごろ:保育園へお迎え
- 18時まで:帰宅・子どもとシャワー
- 18時30分:夕食
- 19時:片付け・保育園の準備
- 20時:子どもと布団へ
フルタイム勤務なので日々慌ただしさはありますが、残業がほとんどなく、自宅・職場・保育園が近いことにかなり助けられています。

帰宅後は子どもとシャワーを済ませ、夕食は土日に冷凍しておいたごはんを解凍することが多いです。
夜に家事を詰め込まなくて済むようにして、できるだけ早く子どもと遊ぶ時間をつくり、そのまま一緒に布団へ入るようにしています。
私がフルタイムを続けられているのは、仕事内容だけでなく、通勤時間が短く、17時30分に退勤できる働き方だからこそだと感じています。
【精神科訪問看護の仕事内容】1日5〜6件を訪問
私の職場では、1件あたり約30分、午前・午後に2〜3件ずつ、1日5〜6件ほど訪問しています。
移動は基本的に車なので、雨の日でも天候の影響を受けにくい点は働きやすさのひとつだと感じています。
実際に行っている主な看護は、以下のような内容です。
- 心身の状態確認
- バイタルサインの測定
- 服薬状況や頓服薬の使用状況の確認
- 睡眠や食事など生活リズムの確認
- 悩みや日常生活についての相談・サポート
- 必要に応じて散歩や体操など
私の職場では、点滴などの医療処置を行う機会はほとんどありません。
利用者さんと1対1で関わりながら、その日の精神状態や生活の変化を丁寧にみていくことがケアの中心です。
一方で、訪問以外にも、記録や関係機関への連絡、計画書・報告書の作成などの事務作業があります。

私の職場では、これらも勤務時間内に終えられるよう調整されているため、入職してから残業はほとんどしていません。
ただし、医療処置が少ないから簡単というわけではありません。利用者さんのちょっとした変化に気づいたり、その人に合った距離感や声かけを考えたりする難しさがあります。
私は病棟・デイケア・精神科訪問看護を経験してきましたが、精神科訪問看護は利用者さんの生活そのものを見ながら関われることに、病棟とはまた違うやりがいを感じています。
精神科病棟・訪問看護・デイケアで、1日の流れや仕事内容がどう違うのか知りたい方は、こちらの記事で比較しています👇
➡【体験談】精神科看護師の1日の流れは?病棟・訪問看護・デイケアを比較
実際に働いて感じる「ママナースに働きやすい」4つの理由

実際に未就学児を育てながら働いてみて、私が精神科訪問看護を「看護師ママでも働きやすい」と感じている理由は、主に4つあります。
- 残業がほとんどなく、保育園のお迎えに間に合う
- 夜勤がなく、オンコールも免除してもらっている
- 子どもの発熱や急な早退を相談しやすい
- 時短にせずフルタイムを続けられ、収入も維持しやすい
もちろん、すべての精神科訪問看護ステーションに当てはまるわけではありませんが、今の職場ではこの4つが、子育てと仕事を両立するうえで大きな助けになっていると感じています。
残業がほとんどなく保育園のお迎えに間に合う
私の勤務時間は8時30分〜17時30分で、入職してから残業はほとんどありません。

17時30分に退勤して保育園へ迎えに行き、18時までには自宅に帰れることがほとんどです。職場・保育園・自宅が近いことにも助けられています。
今の職場では訪問や記録が勤務時間内に終わるよう調整されており、病棟のような委員会や看護研究もありません。
未就学児を育てている今は、「17時30分になれば帰れる」という見通しが立つことが、フルタイムを続けるうえで大きいと感じています。
夜勤・オンコールなしで生活リズムを崩しにくい
現在は日勤のみで、オンコールも免除してもらっています。
そのため、退勤後は仕事の連絡を気にせず、育児に切り替えられています。

未就学児を育てながらフルタイムで働くと、平日はそれだけでも慌ただしいです。だからこそ、夜勤がなく夜の見通しが立ちやすいことは、両立するうえで大きなメリットだと感じています。
ただし、オンコールの有無や免除できるかどうかは事業所によって異なるため、転職前に確認しておくことが大切です。
子どもの発熱や急な早退を相談しやすい
子どもが小さいうちは、保育園から突然呼び出されることもあります。

私も実際に、勤務中に子どもの体調不良で連絡が入り、早退したことがあります。その際は職場に相談し、残っていた訪問予定をすぐに調整してもらい帰ることができました。
私の職場には子育て中の看護師も在籍しており、急な呼び出しや休みについて相談しやすい雰囲気があります。
精神科訪問看護は1人で訪問することもあるため、転職前は「急に帰ることになったら、その後の訪問はどうなるんだろう」と不安でした。
実際に働いてみて感じるのは、看護師ママが在籍しているかだけでなく、急な休みや早退が出たときに「誰が、どう訪問を調整するのか」が重要だと感じています。
フルタイムを続けられ、私の場合は収入も上がった
私が精神科訪問看護へ転職してよかった理由のひとつが、時短にせずフルタイムを続けられていることです。
残業がほとんどなく、オンコールも免除してもらっているため、フルタイムでも無理なく続けやすいと感じています。

私の場合は正社員として転職したことで、前職より収入も上がりました。
もちろん、精神科訪問看護なら必ず給料が上がるわけではありません。それでも、働く時間を大きく減らさず、子どもとの生活も大切にできていることは、私にとって大きなメリットです。
【精神科訪問看護は楽ではない】働いてわかった大変なところ

ここまで働きやすい点を紹介してきましたが、精神科訪問看護=楽な仕事というわけではありません。
実際に働いてみると、病棟とは違う大変さがあります。
訪問が重なる日は時間に追われる
私の職場では、1日5〜6件ほど訪問しています。
基本的には勤務時間内に終えられていますが、訪問が長引いたり道路が混んだりすると、次の予定を気にしながら動くこともあります。
訪問の合間には記録や連絡もあるため、予定が詰まっている日は思った以上に慌ただしいです。
1人で訪問する緊張感がある
精神科訪問看護では、1人で利用者さんの自宅を訪問することもあります。
病棟のようにすぐ近くにほかのスタッフがいる環境ではないため、その場で状態を観察し、必要な対応を自分で判断する場面があります。

困ったときは職場に相談できますが、1人で訪問することに慣れるまでは緊張することもありました。
車の運転や移動が負担になることもある
私の職場は基本的に車移動なので、雨の日でも働きやすい一方、移動も仕事の一部です。
道路の混雑などで予定どおりに進まないこともあり、運転が苦手な方にとっては負担になる可能性があります。

訪問方法は事業所によって車・自転車など異なるため、転職前に確認しておきたいポイントです。
精神状態の変化を見極める難しさがある
精神科訪問看護では会話や表情、生活の様子から小さな変化に気づくことが大切です。

「いつもより話し方が違う」「眠れていない」「服薬がうまくできていない」など、ちょっとした変化から状態を考える必要があります。
また、利用者さんによって心地よい距離感や声かけも違うため、関係づくりに難しさを感じることもあります。
精神科看護に興味があり、利用者さんとじっくり関わりたい方には魅力のある仕事ですが、運転や1人訪問、会話を中心とした関わりに負担を感じる方は、ほかの働き方も含めて比較してみるのがおすすめです。
精神科訪問看護以外の働き方も比較したい方は、こちらの記事でまとめています👇
➡【ママナースが働きやすい職場4選】転職6回でわかった育児と両立する働き方
ママナースが精神科訪問看護を選ぶなら、ここは確認してほしい

実際に精神科訪問看護で働いて感じるのは、「精神科訪問看護だから働きやすい」のではなく、事業所選びがとても重要だということです。
転職活動中には、「看護師ママが在籍している」と聞いて見学したものの、子どもはすでに大きく、未就学児を育てる私とは状況が違うと感じた事業所もありました。

保育園からの呼び出しなどによる早退について聞いても「そのときは相談してください」という回答で、実際に誰が訪問を代わるのかまで分からず、不安が残ったこともあります。
今の職場では、子どもの体調不良で保育園から呼び出された際も、訪問予定を調整してもらい早退できています。
こうした経験から、未就学児を育てながら働くなら、転職前に次の5つは確認しておくことをおすすめします。
未就学児を育てている看護師がいるか
「看護師ママはいますか?」だけでなく、「未就学児を育てながら働いている方はいますか?」まで確認しておくのがおすすめです。
同じ子育て中でも、子どもの年齢によって急な発熱や保育園からの呼び出しへの対応は大きく変わります。

私も転職活動中、「ママナースがいる」と聞いて安心したものの、実際には子どもが大きく、未就学児を育てる自分とは状況が違うと感じたことがありました。
小さい子どもを育てながら実際に働いているスタッフがいるかは、その職場で自分も無理なく両立できそうかを判断するひとつの目安になります。
急な休み・早退時に訪問をどう調整するのか
精神科訪問看護では、あらかじめ利用者さんとの訪問予定が決まっています。

そのため、私が転職前に特に気になっていたのが、「保育園から急に呼び出されたら、その後の訪問はどうなるのか」という点でした。
確認するときは、
- 急に休んだ場合、誰が訪問を代わるのか
- 早退するとき、残っている訪問をどう調整するのか
- 1人訪問だけでなく、2名訪問もあるのか
まで具体的に聞いておくと安心です。
私の職場では、実際に保育園から呼び出された際、その後の訪問予定を調整してもらい早退することができています。
だからこそ、「休めますか?」だけでなく、「休んだときに訪問をどう回しているのか」まで確認しておくことが大切だと感じています。
残業・記録時間・1日の訪問件数
求人票に「残業少なめ」と書かれていても、実際にどんな働き方になるかまでは分かりません。
面接では残業時間だけでなく、
- 1日の訪問件数
- 記録は勤務時間内に終わるか
- 訪問後に事務所へ戻って記録するのか
- 計画書・報告書も勤務時間内に作成できるか
まで確認しておくと、働くイメージがしやすくなります。
私の職場では1日5〜6件ほど訪問していますが、記録や書類作成も含めて勤務時間内に終えられるよう調整されており、入職してから残業はほとんどありません。
未就学児を育てている今は、「残業は月○時間か」だけでなく、「17時30分になったら実際に帰れるのか」まで確認することが大切だと感じています。
オンコールの有無・免除できるか
精神科訪問看護でも、オンコールの有無は事業所によって異なります。

私は現在、オンコールを免除してもらっているため、退勤後は仕事から離れて育児に切り替えられています。
オンコールがある場合は、
- 月に何回程度担当するのか
- 実際に電話が鳴る頻度
- 緊急訪問になることはあるか
- 子育て中は免除や回数の相談ができるか
まで確認しておくと安心です。
通勤距離と訪問の移動方法
私が今の職場を選んだ理由のひとつが、自宅から近かったことです。

17時30分に退勤して保育園へ迎えに行き、18時までに帰宅できているのも、職場・保育園・自宅が近いからこそだと感じています。
あわせて確認しておきたいのが、訪問時の移動方法です。
私の職場は基本的に車移動なので、雨の日でも比較的動きやすいですが、事業所によっては自転車で訪問するところもあります。
求人を見るときは勤務時間だけでなく、通勤時間・訪問エリア・移動手段まで確認しておくと、実際に育児と両立できそうかをイメージしやすくなります。
求人票だけでは分からないことは、面接や転職サービスで確認する
転職活動をして感じたのは、求人票だけでは「急な休み」「残業」「オンコール」などの実際の対応までは分かりにくいということです。
私も面接だけでなく、転職サービスのエージェントに相談しながら求人を比較しました。
「未就学児がいても働きやすい職場を探したい」と伝えておくと、条件に合う求人を絞りやすくなります👇
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精神科訪問看護は「子育ても仕事もあきらめたくない」ママナースの選択肢


私は未就学児を育てながら、精神科訪問看護で8時30分〜17時30分のフルタイム勤務を続けています。
精神科の看護を続けながら、前職より収入も上がりました。
私にとって精神科訪問看護は、子育てと仕事を両立しながら、フルタイムで働きたい看護師ママの選択肢のひとつです。
ただし、働きやすさは事業所によって大きく異なります。残業・急な休みへの対応・オンコール・通勤距離など、自分の条件に合う職場を選ぶことが何より大切です。
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