
育休明け、このまま今の職場に戻るのがつらい。
でも、子どもが小さい看護師ママが転職して本当に大丈夫?
時短で働きたいけれど、転職直後は難しいって本当?
看護師ママの転職は、「どこに転職するか」だけでは決まりません。
育休、時短、保育園、通勤時間、残業――こうした条件をどう組み合わせて考えるかで、転職後の両立しやすさは大きく変わります。
結論からお伝えすると、看護師ママの転職で大切なのは、「時短にできるか」だけでなく、育休・保育園・通勤・残業まで含めて設計することです。

私は看護師歴13年・転職6回のママナースです。育休中の転職、転職直後の時短の難しさ、認可保育園に入れず企業主導型保育園を選んだことまで、当事者として経験してきました。
遠回りして痛感したのは、看護師ママの転職は、気合や我慢で乗り切るものではないということです。
この記事では、
- 転職直後に時短が取りにくいときの現実的な考え方
- 通勤時間と残業を見直して、育児を回しやすくする方法
- 転職と保育園(認可・企業主導型)をどう考えるか
- 育休中に転職を考えたとき、先に整理したい優先順位
について、実体験をもとにまとめています。
制度を知り、優先順位を整理して動けば、「時短じゃないと無理」「認可保育園じゃないと詰む」と思い込まなくても、育児と仕事を両立できる道は見えてきます。
「今の職場に戻るのは難しい。でも、子どもとの生活も仕事も諦めたくない」そんな看護師ママは、まず判断軸を整理するつもりで読み進めてみてください。
育休中に「戻るべきか、転職するべきか」で揺れた実体験を先に読みたい方は、こちらの記事も参考にしてください👇
➡【実体験】育休中に転職を考えた看護師のリアル体験談|「戻りたい」と「迷惑をかけたくない」の間で揺れた私の選択
時短が取れなくても、転職を諦めなくていい理由

看護師ママの転職では、「時短にできるか」だけでなく、「通勤時間」と「残業の有無」をどう設計するかで、両立のしやすさが大きく変わります。
実際に転職エージェントへ相談したとき、最初に言われたのはとても現実的な一言でした。

転職したばかりで、いきなり時短勤務ができる職場は正直かなり限られます。
これは冷たい話ではなく、試用期間や人員配置、業務の引き継ぎを考えれば、現場としては自然な事情です。
この現実を聞くと「やっぱり今は転職できないかも」「時短じゃないと厳しい」と、選択肢を狭めてしまいやすくなります。
でも、そこで提案されたのは別の視点でした。

勤務時間を削る前に、まず移動時間を削るのはどうですか?
たとえば、
- 自宅から徒歩・自転車で通える距離
- ドアtoドアで15分以内
- 保育園を経由しても30分以内
- 残業が実質ほぼない職場
こうした条件で探す、という考え方です。
正直、最初は「そんな条件あるかな?」と思いました。ですが実際に探してみると、自宅から自転車で15分以内・残業は月に数分程度という職場が意外と複数見つかりました。
たとえば、
- 片道1時間の通勤+時短勤務
- 片道15分の通勤+フルタイム勤務
この2つは、自由に使える時間が実はそれほど変わらないこともあります。

私自身、現在は自宅近くの精神科訪問看護でフルタイム勤務をしながら、子育てと両立しています。フルタイムのほうが給与や賞与が安定しやすく、職場での立場も築きやすいため、結果的に気持ちが楽になるケースもあると感じています。
もちろん、どうしても働きたい分野があったり、譲れない看護観があったりする場合は別です。
それでも私は、「ママナースだから時短ありき」ではなくても成り立つ転職はあると実感しています。
まずは、
- どれくらい近い職場なら生活が回るのか
- 残業は本当に日常的に発生しているのか
- 通勤と残業を減らすことで、どれだけ時間を取り戻せるのか
この3点を整理するだけでも、看護師ママの転職の選択肢はかなり広がります。
時短勤務にこだわらず、精神科フルタイムという働き方を選んだ実体験を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください👇
➡時短に限界を感じた看護師ママへ|精神科が転職先としておすすめな理由【実体験】
転職と保育園はセットで考える

看護師ママが転職を考えるとき、保育園のことは切り離して考えられません。
働き方が変わると、保育園の利用条件や必要な手続きに影響することがあるため、転職と保育園は必ずセットで確認しておくことが大切です。
特に認可保育園では、就労状況や勤務時間などによって、自治体への届出や確認が必要になる場合があります。
転職による就労条件の変更や、一時的な無職期間、労働時間の変化などがあると、利用継続の手続きや確認が必要になるケースもあります。
こうした取扱いは全国一律ではなく、自治体や保育園ごとに運用が異なることがあります。
そのため、ネット上の体験談だけで判断せず、必ずお住まいの自治体と利用中・利用予定の保育園へ個別に確認しておくのが安心です。

ちなみに我が家は保活激戦区で、認可保育園は全落ちしました。
当時は、「転職以前に、そもそも働きに出られないのでは…」とかなり追い込まれた気持ちになりました。
ただ、念のために検討していた企業主導型保育園に入園できたことで、結果的に働く環境を整えることができました。
今振り返ると、認可以外にも選択肢を持っていたことで、気持ちに少し余裕ができたと感じています。
認可保育園と企業主導型保育園の違いをざっくり整理すると
| 項目 | 認可保育園 | 企業主導型保育園 |
|---|---|---|
| 入園の仕組み | 自治体の利用調整にもとづくことが多い | 園との直接契約が中心になることが多い |
| 転職時の影響 | 就労条件の変更により、届出や確認が必要になる場合がある | 契約条件や利用継続について園との確認が必要になることがある |
| 主な相談先 | 自治体・保育園 | 保育園 |
| 働き方変更への対応 | 自治体や園の運用によって異なる | 園の方針や契約内容によって異なる |
※上記は一般的な傾向を整理したものです。実際の取扱いは自治体や保育園ごとに異なる場合があります。転職や働き方の変更を検討する際は、必ずお住まいの自治体や利用予定の保育園へ最新の情報を個別に確認してください。
働く看護師ママにとって、保育園の選択肢を認可だけに限定しないことが、転職を前向きに進める助けになることもあります。
保育園の仕組みしっかりと理解しておき、選択肢を広げながら転職を考えること自体が、看護師ママの大事な戦略になると私は感じています。
育休中に転職を考えたら、先に整理したいこと

育休中に転職を考えることは、逃げでもズルでもないと私は思っています。
むしろ育休中は、復帰後の生活を具体的にイメージしながら、今の家庭に合う働き方を整理しやすい時期です。
実際、育休中は
- 復帰後の生活を想像しやすい
- 体力や家庭の現実を冷静に見直しやすい
- 限界を迎える前に選択肢を考えやすい
という意味で、転職を考えるには意外と大切なタイミングでもあります。

私自身も、「育休中に転職活動なんて非常識ではないか」と何度も悩みました。ちょうど同じ頃に「育休もらい逃げ」という話題もあり、不安になったのを覚えています。
それでも今は、復帰してから限界を迎える前に、一度立ち止まって考えておいてよかったと感じています。
看護師ママが育休中に転職を考えたら、まず整理したいのは次の3つです。
- 自宅から無理なく通える距離か
- 残業や業務量が現実的に回るか
- 収入・制度・保育園を含めて生活が成り立つか
私の場合は、エージェントと相談しながら、「自宅から近いこと」「残業がほとんどないこと」「無理なく育児と両立できること」を軸に、仕事も育児も続けやすい落としどころを探して転職活動をしました。
また、以前は「共働きなら認可保育園一択」と思っていましたが、保活を進める中で、幼稚園も含めて選択肢は一つではないと感じるようになりました。
一方で、収入面を重視するなら、今の職場に長く在籍して時短勤務を続けるほうが有利なケースもあります。
転職によって手当や制度が変わることもあるため、「働きやすさ」だけでなく「収入」と「制度」まで含めて比較することが大切です。
つまり、育休中に転職を考えたときにまず大切なのは、自分と家族が何を一番優先したいのかを先に決めることです。

育休中や不妊治療中の転職は、一人で判断すると遠回りしやすいと感じています。私自身も、不妊治療中に一人で転職を決めてから「もっと相談すればよかった」と思った経験があります。
無理に転職を決める必要はありませんが、情報収集のひとつとして第三者の意見を聞いておくことは、選択肢を整理する助けになります。
転職・保育園・働き方に唯一の正解はありません。だからこそ、今の家庭に合う形を、自分で選べる状態にしておくことが大切だと思います。
一人で転職を決めて遠回りしたくない方は、転職サイトの正しい使い方をまとめたこちらの記事も参考にしてください👇
➡看護師転職サイトを使わない方がいい?【結論】6回転職活動してわかった正しい使い方
よくあるQ&A

Q. 転職すると、必ず保育園は退園になりますか?
A. 必ず退園になるわけではありません。
ただし、認可保育園では就労条件の変更により、自治体や保育園への確認・手続きが必要になる場合があります。対応は自治体や園ごとに異なるため、転職を考えた段階で必ず個別に確認しておくことが大切です。
Q. 転職したばかりで、子どもの発熱などで休むのは迷惑でしょうか?
A. 心苦しさはあっても、子育て中のスタッフがいる職場では想定されていることも多いです。
大切なのは、面接や相談の段階で急な欠勤の可能性を共有し、理解のある職場かどうかを見極めておくことです。
Q. 保育園が決まる前に、転職活動を始めてもいいのでしょうか?
A. 保育園と転職は並行して動くケースも多く、早めに情報収集を始めるのは現実的です。
転職サイトやエージェントを頼る場合は、保育園の状況や希望する入職時期を共有しておくと、無理のないスケジュールで進めやすくなります。
まとめ|ママナースの転職は「我慢」ではなく「設計」

- 転職直後に時短が取れなくても、両立しやすい働き方はある
- 通勤時間と残業の有無は、毎日の負担を大きく左右する
- 保育園は認可だけでなく、ほかの選択肢も含めて考えられる
- 制度や運用は、自治体や園ごとに必ず確認することが大切
- 育休中は、復帰後の働き方を立て直すための準備期間にもなる

育休中に転職した経験から「ママだから仕方ない」「今の職場に戻るしかない」と思い込んでしまう前に、看護師免許という強みを、自分と家族を守るために使っていいと私は伝えたいです。
転職・保育園・働き方に、正解は一つではありません。
大切なのは、今の家庭に合う形を知り、選び直せる余地を持っておくことではないでしょうか。
今すぐ転職を決めなくても大丈夫です。まずは、今の自分にとって何を優先したいのかを整理し、無理なく続けられる働き方があるかを知るところから始めてみてください。
この記事が、看護師ママが転職で迷ったときに、立ち止まって考え直すためのヒントになれば嬉しいです。
判断軸が整理できたら、次は無理なく情報収集できる転職サイトを知っておくのがおすすめです。看護師ママ向けに使いやすかったサービスは、こちらにまとめています👇
➡看護師ママに合う転職サイトはどこ?実際に登録した4社を体験談で比較


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